三宅崇広
Mon, 08 Jul 2024 14:06:34 JST (149d)
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経歴
- 1961年8月9日、栃木県栃木市生まれ。
- 栃木県立栃木高等学校卒業。
- 早稲田大学商学部卒業。
- 早稲田大学第一文学部卒業。
- 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。
- 「成美君墓碣銘(附 不老泉銘)」「『花鳥帖叙』訳注」
授業
- 文法(句法)の説明から、主語の特定の仕方や本文の種類別の長文の読み方、そして設問の解説にいたるまで癖もなく、オーソドックスなわかりやすい授業を展開する。
- とにかく句形と語順にこだわって解釈していく方法を伝授し、書き下しは読むためのもので解釈は原文によることを徹底する。
- 書き下しの指導は徹底しており、前期までの内容を習得すれば、私大などの文脈から意味を解釈する問題を除いて、入試で問われる白文の95%は自力で書き下せるようになる。
- 副詞―動詞―名詞の語順を「〝多拉A夢〟(ドラえもん)の語順」と呼んでいる。
- 「答えは(傍線部の)外にある」というポリシーを持っており、文章のテーマとつながりを手がかりに、論理明快な解き方を教えてくれる。
- 特に前期においては音読をすることを強く推奨する。
- 漢字一文字は関連熟語に置き換えることを教授する(例:「須」(すべからく~べし)は、必須の「須」)。また、日常使われている漢字の本来の意味も教えてくれる。
- もっとも、これは師に限らず、宮下典男師や福田忍師、少し頻度は下がれど石川正人師も同様な教え方をなさる。
- 文科省が常用漢字を定めた結果、漢字の使用が制限され元々使い分けられていた漢字の意味が分からなくなっていることに警鐘を鳴らす。
- 字自体が綺麗ということもあり、板書はかなりまとまっている。
- 板書は事項ごとにまとめて書いてしまうので、数分間ひたすら板書、数分間ひたすら口頭説明、の繰り返しで授業が進んでいく。板書を同時に写せば、話を聞きながらメモで補足することでかなり詳しいノートができるだろう。
- 英語科の竹中太郎氏と並ぶほどの
精神年齢の低さを誇っている。尤も、下ネタは言わず、冗談も軽い口調で言うのでそこまで気にはならない。うんち棒のうんちゃんや、アンパンマンについて語るときなど) - 授業態度が悪い人を見ると、突然声の音量をマックスにする。これが嫌な人が一定数いる。
- 通期でも講習でも、初めに「漢文読解キーワード76・早見表(裏面は、「漢文読解キーワード・重要句形例文50」)」と「漢文の読と解の方法」をプリント?として配布し、このプリント?を使いながら授業展開をする。重要な句形が出たら「早見No.○○」等と板書してくれる。
- サブテキストのページも板書してくれる。その際サブテキストを「サブちゃん」と呼ぶことが多い。
- 早見表の番号とサブテキストのページは一々確認することなく板書するので、ほとんど覚えていると思われる。
- 黒板を指すのに、百円均一で買ったうんち棒、名前は、「うんちゃん」(師のパートナー)を用いる。
- あるとき「うんちゃん」の片目が行方不明になったが、後日復活した。
- 彼が「うんちゃん」を使う際、必ず顔がこちらを向いている。
- 「うんちゃん」は、漢文の読解の上で重要な助動詞「ん」が出てきた時に使う。授業中に例えば、「意志推量の助動詞のうんちゃん」と言う。
- 授業のはじめには、必ず彼の信条である''「志有る者は、事竟に成る」(後漢書・耿弇(こうえん)列傳)という文句を言って生徒たちのやる気を奮い立たせる(極々希に冒頭で言わず中盤で言ったりする)。逆に言えば、この句を冒頭に書いている漢文のテキストは師が作成担当したものと言ってよい。
- ロボットダンスを踊りながら解説する。
- 黒板の方を向いてポイントを板書→生徒の方に振り返り「うんちゃん」を用いつつ説明→解説し終わると上半身を重力に操られているかのように「ストン」と傾け→また黒板を向いて板書、の繰り返しによって授業が進行する。
- 生徒をリラックスさせるため、授業中に用意したラジカセで、音楽を流すことがある。テーマ曲は「いつでも夢を」である。
- 2018年冬期講習・合格への漢文読解法・1日目(12月24日)の3コマ目には、中国語版クリスマスソングを流された。なんとも言えぬものであり、これ以上ない(カオス)な空間となった。(ある意味でリラックス効果は確かにあるのだろう。)
- 現在の入試漢文では差が付くような難しい問題が少ない(よく言えば得点源であり、悪く言えば失点すると致命傷、を意味)ため、師の実力が過小評価されている感は否めない。
- 通期最後の授業では生徒全員に
ステキなプレゼントをしてくれる。
担当授業
通期
春期講習?
映像講座
- 初歩からの漢文<基礎力養成編>
- 初歩からの漢文<実践力養成編>
- 古典の王道
冬期講習?
- 冬の共通テスト古典の攻略(お茶の水校、大宮校)
- 冬の共通テスト国語の攻略(大宮校)
- 合格への漢文読解法(お茶の水校、大宮校)
- 東大漢文?(お茶の水校)
オンデマンド
- センター古典パーフェクトレクチャー
直前講習?
直前Ⅰ期
- 漢文FA-共通テスト直前最終チェック-(お茶の水校、大宮校)
直前Ⅱ期
- 東大プレ漢文演習(お茶の水校、大宮校、オンデマンド)
- 早大プレ古典演習(お茶の水校、大宮校)
- 国公立大プレ漢文演習(お茶の水校)
人物
- 駿台漢文科の重鎮。
- 漢文Aの基礎編(前期教材)を監修している。特に良質なことで知られる基礎編には、漢文読解のほぼ全てが詰まっており、全文暗唱するべきだと仰る。
- 「漢文の答えは試験を受ける前からここ(前期テキスト)に書いてあるんでございます」
- 「センターも国立や私大の問題も、漢文は全てこの中から出るんです。受ける前から何が出るか全部分かってる、そんな教科他にありませんよ」
- 実際、三宅師の授業を受けていると、ほとんどすべての入試問題が基礎に基づいた非常にオーソドックスなものだと実感できる。
- 駿台全国模試や東大入試実戦模試などの看板模試の問題作成も担当している。
- しかも問題の質が極めて高い。
- 知識だけでなく、本文全体を読み取れているかを問う、非常に教育的な出題が多い。
- 一方、師が作成していないときの問題は受験者からも講師からも評判が悪く、その模試について質問すると塩対応気味になる。
- しかも問題の質が極めて高い。
- 大学入試漢文の出題情勢に関する論文を、全国漢文教育学会会誌に多数掲載。
- センター漢文に関して、「選択肢頼み」の解答をするやり方を非難する。センター数学のように答えをまず自分で作って、その作った答えと一致する選択肢を選ぶ事が本当のセンター漢文対策と唱えている。
- さいたま市の北浦和在住であり、大宮校には自転車で出講する。
- 字名は三宅雲竹齋(うんちくさい)。師の指し棒にはうんちのぬいぐるみがついていることにも由来している。立川談志へのリスペクトとも。
- 口調はゆったりしているが語尾が落語家。
- 「〜なんでございます(が〜)」などが特徴的。
- 説明の時などの声は、ガンダムのカイ・シデン役やドラゴンボールのピッコロ役でお馴染みの古川登志夫氏に似ている
- アンパンマンをこよなく愛する。上記の配布プリント?にもアンパンマンの歌詞が書いており、受験生を鼓舞する発言としている。
- 巨人ファンである。巨人が連敗期間中はあからさまにテンションが低くなる。
- 2020年の日本シリーズで、巨人がソフトバンク相手に屈辱の2年連続4連敗を喫した際は講師室で撃沈していた模様(大島師談)
- 子供が3人いる。ある時お子さんがゲームを親に決められた時間以上やっていたのを見かねて、「プチっと切っちゃったんですけどもね」ということだ。理想の父親像である。
- 柿の種が好き。ピーナッツが嫌い。
- 授業中の居眠りを直接注意することは無いが、寝ている人を見ると解説の声をかなり大きく張り上げる。
- 『うんこ漢字ドリル』については、話題性を狙ったものでしかなく下品だと批判的である。確かに、三宅師が作るとしたら内容的にも相当本格的な漢字ドリルができるだろう。
- 説明をしながら実った稲穂の様に頭を教卓に近づける。
- ぶつかりそうなこともあるほどだ。
- 大きな袋を常に持ち歩いていらっしゃる。
- 中に配布プリントや指示棒を入れてらっしゃる
- 大島師が大教室で授業をやる際にプリントが大量になる時や宇野師がオリジナルグッズを持ってくる時などにも同じデザインの袋が使われている。
- 質問対応は若干冷たい。
- 授業中とのテンションの差が激しい。授業ではそこそこ明るいテンションだが、質問時はやや暗め。
- 怖いと言ったほうがいいかもしれない。
- 講師室で他の先生と話しているときに行けば、明るく対応していただける。
- わからないことがあったら何でも質問に来て欲しいと言っている。
- 別に怒っているとかそういうわけではないので余計な心配はいらない。場合によるが学習法の相談に乗ってくれることもある。
著作
学習参考書
論文
- 三宅崇広(1984)「『花鳥帖叙』訳注」, 『中国古典研究』(29), pp.118-120, 1984-12, 中国古典研究会.