経済学部
Mon, 16 Oct 2023 23:14:44 JST (404d)
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概要
- 大学において経済学を研究・教育する学部。
- 一部の大学では、政治経済学部経済学科である。
特徴
- 同系統の商学部(商学科)や経営学部(経営学科)に比べて、純粋に学問として経済学を研究する傾向が強い。
- 商学部は主に「商取引」について扱い、マーケティングや流通・会計・税務などを研究する。経営学部では主に「企業・組織」を扱い、企業や組織の行動・運営について研究する。
- これに対して経済学は「市場」を扱い、ざっくり言えば「人間の意思決定」について研究する。
- 一言で言えばアプローチが異なる。商学・経営学が実務的・現実世界寄りの目線で人間や社会を分析するのに対し、経済学は数式を駆使してより抽象的な目線で人間や社会を分析する学問である。
- 同系統学部間の学内ヒエラルキーは大学によって異なる。
- 一般的には、一橋大商>経済、神戸大経営>経済、早稲田政経経済>商、慶應経済>商、明治商>政経経済>経営 とされる。
- 入試難易度とは必ずしも一致しない。
- 一般に、他の学部に比べて暇であるといわれている。
- ただしこれは大学によって大きく変わる。必修科目が多くそこまで楽ではない所もある。
- 近年は情報系学部への注目が集まっていることにより理系人気が高まっているが、そんな中でも経済学部は比較的安定して志願者を集めている。
- 「潰しが効く」という理由で経済系を志望する生徒が毎年多い。
以下は「潰しが効く」の意味を勘違いしたバカが書いた文である。
- 数III以上の微積の知識を道具として用いる学問であるため、数学が苦手な文系は経済学を学ぶのが苦痛に感じられる。
- 例えばゲーム理論が初めて日本に入ってきた頃は、理系専科大学である東工大がゲーム理論の研究・教育の中心地の役割を担っていた。このことを見ても、経済学は突き詰めればれっきとした理系の学問であることが伺い知れるだろう。
- アメリカでは経済学は理工学系の学問として扱われるというのは有名な話。
- 最低限の単位を取って卒業するだけなら数IIIの微積・偏微分・初歩的な統計学ができれば十分だが、学部中級以上の内容をちゃんと深く勉強したいなら大学数学の知識は必須。
- これゆえ、地歴受験で経済学部に入った数学嫌いの文系は入学後後悔する場合が多い。
- まともに経済学を勉強するなら、一部の理系(生物系など)よりもよほど数学の知識が必要になる。しかし日本では経済学部は文系扱いになるため、学部卒なら普通は文系就活することになる。
入試
- 文系が主だが、数学が選択科目のため理系でも志望できる。