桜井博之
Tue, 23 Mar 2021 06:08:04 JST (1339d)
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桜井博之(さくらい ひろゆき)は駿台予備学校英語科講師。大阪南校校長。
経歴
- 京都大学文学部仏文科卒業。
授業
- 設問になっている単語や熟語が以前の京大・阪大入試にどうでてたかなども出題された英文を引用して教えてくれる。師の京大・阪大英語研究は確かなものである。
- 主に読解の授業を担当。英作文も時々うけもっている。
- 通期では上位層向けの読解授業を、講習では中上位層向けの読解授業と阪大・京大英語を主にうけもっている。
- 読解の授業は、「対比と言い換え」を軸にすえたもので、生徒から絶大な支持を得る。
- 文法的説明・構文把握をしたうえで、「対比と言い換え」を軸に、ディスコースマーカーなどにも気を配りつつ本文を緻密に読解していくもので、関西で大人気である。関西では多くの講師がこの方法を採用しているが、
一方の関東ではほとんどの講師は口頭で言うのみで精読一辺倒の授業を展開する。 - 「つまり」などのディスコースマーカーや指示語で明確に示される言い換えはもちろん、明確には示されない言い換えにも気を配っていく読解手法で、関東駿台英語科太師の「表現リレー」と似たものである。
- また、読解授業では内容理解を促すための本人曰く「イラスト」も書いてくれる。
- 参考書などにもちょこちょこ顔をだすこの「イラスト」は、実際は「点・線・円・四角・矢印などで構成された図」とでもいったほうが正確である。
- 言葉による説明をつけておかないと、後で見てなんのことやらわからなくなること必須。はじめのうちは「わかりやすいイラスト」と言っているが、そのうち自分で「わかりにくい絵」と言ってしまうことも。
- 英文読解の際には
竹岡広信師同様、パラメモを取ることを勧めている。師の執筆した参考書の解説にも必ずパラメモが付されている。 - ディスコースマーカーなどに対して痛烈な批判を加える竹岡師でも、桜井師の携わる青本・模試に高い評価をしているのはこういうところにあるのかもしれない。
- 師は、長文読解においては内容を整理しながら論理的に読むことが目的かつ一番重要であり、「言い換え・対比」はあくまでそのための道具に過ぎない、と考えておられる。目的を見失わないようにしよう。
- 文法的説明・構文把握をしたうえで、「対比と言い換え」を軸に、ディスコースマーカーなどにも気を配りつつ本文を緻密に読解していくもので、関西で大人気である。関西では多くの講師がこの方法を採用しているが、
- 英作文の授業では、実際の入試で使える表現からハイレベルな表現まで、様々な作例を豊富に紹介してくれる。
- 主語を変えてこうもかけます、一語の副詞で端的に書くのも一案です、等いろいろな作例を紹介していく過程で、難しい内容でもなんとか書けるようにするアイデアが自然と身に付くように授業してくれる。単にたくさんの作例を紹介する授業ではない。
- 例えば、前後の文脈を考慮すると人を主語にする作例はあまりよろしくない、とするなど。英作文でも文脈に注意する師の姿勢が伺える。
- とはいえ、豊富な作例を紹介してくれるので、復習することによってもちろん表現力も向上するだろう。挙げた表現の内でどの表現が入試本番で使える表現かも教えてくださる。
- 読解に比べて作文はいまいちと評価する生徒もいる。
- ただ通期で師の授業を受けられない上、関東では師の講習でも最高で3コマしかない。そして読解と平行してしまうので駆け足になっても致し方ない。
- 質問対応は大変良いので疑問点があるなら授業後に師の元に足を運ぶと良い。
- 単語や熟語なども、ただ訳語を紹介するだけではなく、興味がわきかつ記憶に残りやすいように、極力理屈をつけて紹介してくれる。
- 単語や熟語の解説では語源的なアプローチを用いたり、多義語についても中心的な意味から様々な意味へ枝分かれしていくつながりなども説明してくれる。
- ここでも、上記のような「わかりやすいイラスト」で説明してくれることもある。
- ちなみに師はこの「イラスト」が大事だとおっしゃる。どのようなことを示している「イラスト」だったか分からなくなってしまわないよう、何かしらメモを残しておくなどしておきたい。
- 板書量多め。字はお世辞にもきれいではない。
- また、口頭説明も多いので、メモ必須。
- 授業では板書以上に大切なことを沢山おっしゃっているので、聞き逃さないためにも手早くメモを取ろう。後で読めさえすれば良い。
人物
- 見た目は公務員風で地味。小柄。
- 岡村隆史に似ている。
- 挨拶するときは某アイドルのように前かがみにした体を180°動かして教室全体に挨拶をする。
- 「はい、こんちゃーーーーーーーー」
- イベントなどでこれを見てつい笑ってしまう人もいる
- 関西の生徒は"火炎放射"なる通称をつけたという。上手い。
- その授業内容と共に、性格も優しく穏やかで、また声がとてもきれいなので、授業内容が頭にすーっとはいってくると、関西では大人気である。
- あの
悪口のオンパレードこと2chでも性格が清廉であると称され、高く評価されている。
- あの
- 駿台では福崎伍郎師と同期らしい。
- 久山道彦師とは京都校での元同僚。桜井師の方が(学部的にも)先輩なんだとか。
- 久山師は桜井師のことを「心から信頼できる先生」として最大級の賞賛を送ってらっしゃる。桜井師がイベントなどで関東に出講する際には必ず挨拶に行っているらしい。
- 久山師は桜井師の性格を「
私と違って本当に、本当に穏やかなお人です」とおっしゃる。- そしてその後自身のことについては「でも、私は鬼将軍よろしく、ガンガン進めていくから、そこんとこ、よろしく頼むZE☆」と仰っていた。
鬼将軍というより大魔王の方が(ry
- そしてその後自身のことについては「でも、私は鬼将軍よろしく、ガンガン進めていくから、そこんとこ、よろしく頼むZE☆」と仰っていた。
- 関西駿台における京大・阪大英語対策の中心的存在。駿台における京大英語の第一人者。季節講習の京大英語(英文解釈)は師と佐藤雅史師による問題の選定が行なわれている。
入試離れした難易度の文章がいくらか見受けられるがそれは佐藤師によるもの。主に後半部分- 京大・阪大の青本を執筆し、講習やイベント授業でもテキスト執筆や講義をうけもっていて、模試の作成もこなしている。もちろん京大入試詳解の英語(英文解釈)も執筆している。
- 師が執筆している駿台文庫の『英文読解の着眼点-言い換えと対比で解く』は一読の価値あり。
- 英文読解における「対比と言い換え」を重視する師のスタイルは、この『英文読解の着眼点-言い換えと対比で解く』でもエッセンスを垣間見れる。
- 太師の講義や参考書とタイプが似ているので相性がいい。
- 阪大・京大の過去問や実戦模試の英語の解説も一読の価値あり。
- 文法的な構文の解説、単に訳語を書いてあるだけではない単語についての解説、直訳から意訳へのもっていきかた、設問への合理的なアプローチ法、なめらかな全訳、そしてもちろん「言い換えと対比」を駆使した英文の分析など、師の美点が凝縮されている。
- 駿台英語科の他の実戦模試の解説と比べても、特に講師の個性が色濃く出た解説がほどこされていて、京大・阪大志望の生徒でなくても、得るものは多いだろう。
- 関西版『英文読解S』の監修者である。