駿台サテネット21 のバックアップ(No.8)
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概要
- 元々は、1993年度開講の衛星放送講座。
ゆえにネーミングが古い。- 「サテネット」の「サテ」はSatelliteの略である。
- 元々は教室のモニターでLIVE放送や録画放送を集団受講するものだったが、本来は欠席フォローだった個別視聴が次第に中心となっていった。
- 通年講座(オンデマンド・サテネット講座)では、授業回数は年間22回(前期10回・後期12回)で、授業時間は1回あたり50分×2コマ(休憩時間10分)である。
- 季節講習では、授業回数は1〜4回(講座によって異なる)で、授業時間は1回あたり50分×3コマ(休憩時間10分)である。
特徴
- 季節講習で申し込む場合、教室放映で受けるか個別視聴で受けるか選ぶことができる。
- 個別視聴で受けたい場合、講習会のパンフレットに個別視聴のコードページがあるので、これを参照して申し込む。
- 視聴日時は別の申込み用紙に書いて提出する。
- 視聴する流れは下記のとおり。
- 授業開始10分前に受付で手続きを済ませて、リモコンとリモコンの取説を受け取る。
- メディアエッジルームに行き、指定された席で取説通りにテレビを操作して視聴する。
- 視聴し終わったらリモコンとリモコンの取説を受付に返却する。
- あまりにも延長し過ぎると講義視聴中でも追い出される。
- ので(筆者の実体験)、余裕を持ってメディアエッジルームに行くこと。
- 個別視聴では自前のイヤホンを使用出来る。
- 高校向けにも販売されており、導入している高校(主に私立高校)では、視聴または学習することができる(テキストや内容、視聴機材は駿台と同じ)。
- 主に関東の有名講師が担当する。関西の有名講師が担当する講座もある。
- なぜか理科、地歴の共通テスト(センター試験)対策講座は衛星放送講座時代から関西講師が担当することが多い。
- 有名講師が担当するので基本的に分かりやすいが、LIVE授業と比べてクオリティーが下がっている場合もあるので注意。
- LIVE授業で似たような講座があるならそちらを取る方が良い。
- どうやら撮影の環境が悪いからだとか。
- 雑談が売りの1つである講師の中には、それがまったく影を潜めてしまっている方もいる(英語科の人気筆頭講師?が代表例)。
- 一方で、板書を殆どしない、あるいは進度が早い講師については、巻き戻しや一時停止が可能なオンデマンドの方が理解が捗る(授業内容は最高レベルだが板書がとても速くかつ字が読みにくいと評される数学科講師など)。
- また、図が使えたり、講師の方が板書を増やしたりして、説明がLIVEより丁寧であることもある。
- 一長一短なので、自分に適した方を選ぼう。
- またLIVE授業に比べて基本速いので注意。
- 聞き逃したら遠慮なく巻き戻して聞き直そう。
- 視聴時間を自由に設定出来るので計画を立てやすい。
- 3日間講座なら9コマ丸々授業にして1日で終わらせるなんてことも可能。
- 講師によって、ライブ授業でキレたり、雑談が多すぎたりするのが気になる場合、オンデマンドではそれらが解消されていることが多い。
- 普段キレ気味である講師でも、非常に穏やかに授業をなさるので、いい塩梅になっていることがある。
- 2020年度は新型コロナウイルスのため、申し込めば自宅のパソコンでも視聴可能らしい。
- テキストが届く環境にあるなら海外での視聴も可とのこと。
制作
- 制作は日本テレビの関連会社である「ヌーベルバーグ」が担当している。
- 撮影はお茶の水2号館の地下スタジオで行われる。警備員がいる方の階段から地下に降りるとスタジオがある。
- 冬期、直前講習やオンデマンド・サテネット講座のうちライヴ授業もある一部の講座も2号館の地下で撮影。(14名限定でライブ受講可能。)
沿革
- サテネット開設当初は、収録された授業を個別視聴する方式でなく、お茶の水校のスタジオで行われている授業を、衛星回線経由でリアルタイムに(または録画再放送で)各校舎に配信し、教室(AV教室)で放映されたものを、集団受講するスタイルであった。
- 衛星放送の先駆けは河合塾の「河合サテライト講座」。河合塾が最初に「サテライト」の語を使用したため、駿台は使用することができなかった(代ゼミの「サテライン」、東進の「サテライブ」も同様の理由で使用できなかった)。
- その当時の収録スタジオは4号館の地下にあった。
- 当時、市谷校舎は1教室をAV教室(サテネット受講専用教室)にして、8クラスが7クラスに減らされた。
- 町田校では、通常の教室でモニターではなく普通のテレビのビデオ再生を集団で視聴するという
非常にマヌケな受講スタイルだった。 - 大宮校では隣の別館にAV教室があった。
- 一部の授業で、テレビ電話でスタジオと教室を結んで講師と生徒が会話するなどという試みも取り入れられていた。
- その後、授業を衛星生中継する方式は中止され、録画された物をオンデマンドで受講する形態に変化した。
主な過去の設置講座
オリジナル講座
- 数学的「受験数学」 長岡亮介 1993年度
- 数学の冒険 長岡亮介 1995,1996年度
- 入試数学20の戦略 秋山仁
- 後に、駿台予備学校通信教育部から「駿台ビデオ講座」として発行された。
- 計算回避の技法40手 秋山仁 1995年度後期
- 入試数学のロジスティックス 西岡康夫 1995年度前期
- 入試数学の「判断枠組」ー「解」の論理・「解」く技巧 西岡康夫 1996年度
- 現代文 解法への戦略 霜栄 1995,1996年度
- 頻出物理ー基礎から始めてイッキに完成!ー 高橋和浩
- 難関大“突破”物理ー考え方でまとめる最速アプローチー 高橋和浩
- 化学 基礎から完成まで 三國均 1995,1996年度
- 日本歴史の展開 福井紳一 1995,1996年度
- 世界史総整理-体系的理解- 須藤良 1995,1996年度
- 英語基礎からセンター・パーフェクト講座 高橋善昭 1995,1996年度
- 数学基礎からセンター・パーフェクト講座 小林隆章 1995,1996年度
- 国語基礎からセンター・パーフェクト講座 1995,1996年度
- 現代文:飯島好文
- 古文:栗原隆
- 漢文:三宅崇広
- 物理センター試験対策 高橋和浩
- 後任は溝口真己師(?)。