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仲本浩喜(なかもと ひろき)は、元駿台予備学校英語科講師。現代々木ゼミナール英語科講師。 *経歴 [#h1b9cc11] -1963年4月30日生まれ。 -広島県広島市出身。 -広島学院中学校・高等学校卒業。 -上智大学外国語学部英語学科卒業。 -1988年、上智大学大学院外国語研究科博士前期課程(言語学専攻)修了。 --専門は文法理論(生成文法)。 //--修士論文「」 -元 トフルアカデミー講師(1988 - 年度)。 -元 駿台予備学校講師(1990 - 1999年度)。 -代々木ゼミナール講師(1999 - 年度)。 *授業 [#h1b9cc12] -オーソドックスな授業がとてもわかりやすい。 --授業自体は読解では斎藤資晴師、文法では勝田耕史師に類似した、奇を衒わないオーソドックスなものである。 -文法の授業を受け持つことが多い。 楽しくとてもわかりやすい。 勝田師の方針とほぼ同じで、丸暗記を否定しつつ、過度に理屈を追及することには否定的である。 --自身の学生時代が英文法オタクだったということが影響してか、受験生が過度に深追いすることに「何のメリットもない」と言及している。 ---深追いしたければ、大学入学後に追いなさいとアドバイスをしている。 -構文の授業でも、単に構文把握の結果を板書して示すのではなく、どう考えて構文を把握していくのかきちんと教えてくれて、とても勉強になる。 --伊藤和夫師を崇拝しているだけあって、構文の講義はオーソドックスな駿台英語である。 -板書はかわいい字で、事前に書く内容をまとめて授業に臨んでるので、ポイントもまとまっている。ただ口頭説明も多い。 -発音も綺麗な方である。 -折に触れて勉強法についても触れてくれる。簡単な英文の多読をすすめたりしている。 -雑談のレベルもかなり高くおもしろい。 --授業中に挟む雑談を巡っては賛否両論あった。 --進度も遅く、文法の教材ながら最後まで授業が終わらず、授業をもう少し真面目にやって欲しいという声が聞かれた。 --一方、「宮下典男師や東進の今井宏と同じで、どんな雑談をするかまできめて授業に臨んでいるので、だいたいテキストは全部終わらしてくれる。なんであんなに雑談してテキスト終われるんだろう・中身が薄いのでは、という悪口・中傷は聞いたことがある。」という声もある。 *担当授業 [#oaf88c01] -講習会では「上智大英語」とオリジナル講座の「英文法☆NAVI」「英文法☆倶楽部」を受け持っていた。 --「上智大英語」の担当講師は、前任が上智の同級の武富師、後任は上智の一学年先輩の勝田師であった。 --「英文法☆NAVI」「英文法☆倶楽部」の夏期は関係詞と比較を中心に文法項目別、冬期は語法を中心に問題形式別を扱った。 ---師の「上智大英語」は締め切りを出すくらい学生から支持されていた。本人もこのことは嬉しかったらしく、たまに自慢している。 ---代ゼミと兼任となった1999年度の「英文法☆倶楽部」は、お茶の水のみ仲本師が担当し、八王子と横浜は勝田師が同講座を担当した。 ---「上智大英語」や「英文法☆NAVI」「英文法☆倶楽部」は代ゼミでも引き続き開講されている(NAVI・倶楽部は、現在は「仲本浩喜の標準英文法・語法」に名称変更されている)。なお、代ゼミでは2021年度のオリジナル単科ゼミから、講師独自の個性的な講座名が復活する。 **通期 [#iad8b3a4] -英文法演習 --お茶の水3号館 [[東大理系スーパー>スーパー東大理系]](G組、H組 下位2クラス) 1993年度 --E組、F組は西田博茂師。 ---E組、F組は西田博茂師。 -英語構文H(旧) --1995年度 -英語構文S(旧) --1995年度 -英文法S --お茶の水3号館 [[東大理系スーパー>スーパー東大理系]](E、F、G、H) 1998年度 --お茶の水8号館 [[早慶上智大文系スーパー>スーパー早慶上智大文系]](E、F、G、H) 1998年度 --お茶の水8号館 [[早慶上智大文系スーパー>スーパー早慶上智大文系]] 1999年度 --お茶の水3号館 [[医系スーパー>スーパー国公立大医系]](A、B、C、D) 1998年度 --八王子校 A、B、KG・DG 1998年度 --横浜校 A、D 1998年度 -英文法H --八王子校 KI・SH・DH・DI 1998年度 --横浜校 B、E 1998年度 -英文法C --八王子校 KJ・SJ・YJ 1998年度 **夏期講習 [#s9046c2b] -中級英解 -チャレンジ私大英語 -英文法☆NAVI―夏の戦略編― 1997 - 1998年度 --「英文法TOP100」(駿台文庫)が(駿台文庫の本で初めて)「英頻」を瞬間的に抜くほどの売り上げを記録したことで設置されることになった(本人ツイッターより)。 -英文法☆倶楽部―夏の戦略編― 1999年度 --師が代々木ゼミナール兼任となった1999年度に、代ゼミで単科(通期)として『NAVI』が開講されたため、『倶楽部』に名称変更。 -上智大英語 1996 - 1999年度 -早大英語 1997年度のみ --「上智大以上の受講者数だったが,『''このテキスト,作ったハゲの頭より薄いなあ''』と発言したら冬期はクビ。」になった(本人ツイッターより)。 -高1東大英語 **冬期講習 [#odf0a12b] -英文法☆NAVI 1997 - 1998年度 -英文法☆倶楽部 1999年度 -上智大英語 1996 - 1999年度 **直前講習 [#u9b6698b] **高校生クラス [#u315fa48] -? --高2クラス 新宿校 駿台初年度 -英文法S --お茶の水3号館 高3SA・SB 1998年度 --八王子校 高3SA 1998年度 -英文法H --八王子校 高3HB 1998年度 -英文法C --八王子校 高3C3 1998年度 *人物[#h1b9cc13] -東京都武蔵野市在住(駿台在籍時から)。 -外見は、''マッチョな春風亭昇太''。 -ジムに通っている。マックユーザー。既婚。 -広島市出身の県外在住者の御多分に洩れず、広島郷土愛が強い。 -- 一例) カープファン。(広島の)お好み焼きが一番。ソースはおたふく。etc... -広学中高の先輩に森下寛之師がいる。 -上智大学外国語学部英語学科の先輩に斎藤資晴、勝田耕史各師が、同級生に武富直人師などがいる。 -大学院では日本でも指折りの英語学者、言語学者である太田朗先生の元で文法理論を学び、世界的な言語学者ノーム・チョムスキーと食事をしたこともある(しかしこれは上智の大学院がチョムスキーを招聘し、そのときに院生が企画した食事会(@鰻屋)に参加したというだけとのこと)。(本人ウェブサイトより) -トフルアカデミーでは現役コースを担当、当初から現役生の教材責任者としてテキスト・テストを作成。 --同僚に横山雅彦先生がいた(後に代ゼミでも同僚)。 -駿台時代は、八王子校、新宿校、お茶の水校、[[アカデミー校>アカデミー校舎]]、市谷校舎、横浜校に出講していた。 -伊藤和夫先生の授業テープをすり切れるほど聞きながら、構文や文法の授業を担当していた。(本人ウェブサイトより) -当時としては異例といえるほどの若さで、[[本部校>3号館]]の[[東大理系スーパー>スーパー東大理系]]コースで「英文法」の授業を担当。(本人ウェブサイトより) --1992年度の3号館デビューの時は、3号館出講の英語科講師の中では最年少だった。 -後に[[早慶上智大文系スーパー>スーパー早慶上智大文系]]、市谷校舎の[[医系スーパー>スーパー国公立大医系α]]でも授業を受け持つ。 --当時の駿台英語科講師のステイタスであったお茶の水3号館、[[アカデミー校>アカデミー校舎]]、市谷校舎出講を唯一人、同時に三つとも達成していた。 -代々木ゼミナールでは代々木校、横浜校、津田沼校に出講。 --移籍初年度から単科「英文法NAVI」が置かれ、完全移籍後は「ENGLISH NAVI」「ENGLISH倶楽部」の2講座が置かれ、当時の代ゼミ四天王(今井宏師、富田一彦師、西きょうじ師、西谷昇二師)に割って入るほどの人気を誇った。 -伊藤和夫師、高橋善昭師、薬袋善郎師、太庸吉師、大島保彦師、福崎伍郎師、宮崎尊師(現・東進)らを「神セブン」と名付け、英語講師として多大な影響を受けたとして尊敬している。 -他講師批判が多い。 --駿台時代は飯田康夫師、佐藤治雄師(代ゼミ移籍の一因ともなる確執があった)、なぜか世界史の須藤良師(後述)、代ゼミでも一部の英語講師を強く罵っている。 --特に駿台でも代ゼミでも同僚であった現東進の今井宏師をことあるごとに猛烈に批判している。 ---元々は、今井師が代ゼミに移籍する時、仲本師と太庸吉師で送別会の幹事までやったほど仲はよかったらしい。 ---代ゼミのサテラインの講義中、カメラ目線で「コラ、今井、シメるぞ‼」とイキッたこともある。 --過度な他講師批判により、様々なところとの軋轢が多々あったようである。 --ホームページでは相変わらず名前こそ出さないが、情報構造などを授業で用いる講師を批判している。 --最近では逆に[[現在の毒舌魔>駒橋輝圭]]が仲本師を批判したことで一時期話題になった%%が、授業のレベルや内容はともかく性格は似た者同士である。%% -自身のウェブサイトの自己紹介で短所について「短気。おかげで人生遠回りをしてきた。」と一応自覚はしている。 --ウェブサイトの「今までの人生の中で、何度も『今は耐えろ。短気は損気だぞ』と諸先輩方から諭されたことがあります。ちなみに、その先輩は現在、女装して教壇に立っておられます。合掌。」は世界史の須藤良師と思われる。 --Youtubeでは、代ゼミTVネットの自身の講座で、オープニングでいきなりキレて「偉い人に言っていいことと悪いことがわからないのですか?と怒られましたぁ。…、すいません、わかりません。え?さっさと(授業VTRに)行ってよ。」という%%放送事故シーンが拝める。%% -代ゼミ移籍後、吉野敬介氏の分厚いテキストを見て、「代ゼミの皆さんは、こんな(分厚い)のがお好きなんですね。オレも(テキストの付録に)付けようかな、『これで大丈夫 英単語10000』とか。」と%%皮肉って%%語っていた。 //-ホームページでは代ゼミでの自身の担当講座が紹介されているが、季節講習開講数日前にも関わらず、講座の宣伝をしている。代ゼミの集客力の衰えを暗示しているとも取れる。 //単なる個人的見解。 //--とはいえ、駿台で締切を出せただけあり、師のテキストと講義の完成度は高い。ただし、テキストは重いものが多い。 -太庸吉師、勝田耕史師、武富直人師、蒲生範明師、森下寛之師など上智の先輩後輩や八王子校に出講していた講師と良好な関係であった。 --駿台講師になって尊敬していた上智の先輩の勝田師と久しぶりに顔を合わせた際、あまりの風貌と服装の変化に同一人物とは思えないと衝撃を受けたとのこと。 --今でもたまに森下師と食事に行く事があるらしいが、その度に駿台に戻ってこないのかと言われるらしい。%%しかし、本人はポルシェに乗っていたい為、戻ることはありえないと心の中で思っている。%% --蒲生師と親しく、蒲生師が仲本師の著書を授業で紹介することもある(もちろん内容が良いと判断した上での推薦とのこと)。 -著書の「英文法TOP100」(駿台文庫)がお茶の水3号館の講師室に、「英文解釈教室」や「英文読解講座」と並んで置かれていた時に、某年配講師に帯を破って捨てられた(本人ツイッターより)。 -1999年度に薬袋善郎師、西岡康夫師らと共に代ゼミに電撃移籍したため(移籍初年度の1999年度は駿台と兼任)、西岡一派(≒日本教育フォーラム)と思われていたが、単なる偶然だった。 -かつて、師の『大学入試攻略 英文法TOP100』(駿台文庫)が、駿台文庫の本で初めて『英文法頻出問題演習』を(瞬間的に)抜くほどの売り上げを記録したことで、駿台講師8年目にして初めて講習会で師のオリジナル講座が設置されることになった((仲本師ツイッターより))。 -2000年度に駿台から代ゼミに完全移籍した際(1999年度は兼任)、『英文法TOP100』(駿台文庫)が、版権の関係でそのまま出版され続け、一年間、駿台文庫から代ゼミ講師の参考書を出すという珍事となった。 *著書[#h1b9cc14] -『大学入試攻略 英文法TOP100(駿台受験シリーズ)』(駿台文庫、1997年) --他の講師がオファーを断ったため、執筆が回ってきた。 -『代々木ゼミ方式 仲本の英文法倶楽部』(代々木ライブラリー、2001年4月13日) --『英文法TOP100』の改訂版。 --今や英文法の講義本の定番。 -『英文法 形式別問題集 Vol.1 選択問題』(仲本浩喜 著 代々木ライブラリー 、2008年9月29日) -『パタスタ 英文法』(旺文社 絶版) -『The でゴ単-英単語暗記革命 でた順にゴロで覚える英単語(Book&Booksのでた順シリーズ)』(仲本浩喜・でゴ単制作委員会 共著 Book&Books/星雲社、2013年10月21日) そのほか英検やTOEFLに関する著作多数。一般向けの英文法の本も執筆。