黒本 のバックアップ(No.2)
①、河合塾系列の河合出版が出版している大学入試センター試験予想問題集(模擬試験過去問集)の俗称。
②、河合塾系列の河合出版が出版している大学入試センター試験過去問集の俗称。
③、①と②の総称。
①マーク式総合問題集
- 正式名称は「マーク式総合問題集」。
- 主に前年度の「全統マーク模試」「全統センター試験プレテスト」を本番と同範囲で改題したものにセンター試験の過去問も2年分ついている。
- 「全統マーク模試」「全統センター試験プレテスト」の過去問ゆえ、河合塾らしく非常にこなれている。
- あまりにもこなれ過ぎているため、「センターよりセンターらしい」とも言われ、過去問を解かずに黒本に慣れ過ぎると、本番で「今年は傾向が違う」とパニックになる。
- センター試験は悪問も少なからず見られ、また常に新傾向の問題を出題し、予備校の裏をかこうとしているため。
- 予備校+Z会の予想問題集の中では最も人気があり、例年、品切れになる科目もある。
- かつては(1989年頃まで)、「全統記述模試」の過去問を編集した『記述式総合問題集』も出版されていた。
- 河合塾編纂の予想問題集(『センター試験完全オリジナル 予想問題集』)が、なぜか河合出版ではなく、あすとろ出版から出版されていたことがある(2008〜2011年)。
- 表紙も当然、黒色ではなかった。
河合塾で内紛でもあったのだろうか?
- 表紙も当然、黒色ではなかった。
②センター試験過去問レビュー
- よくセンター試験過去問集の『センター試験過去問レビュー』のことを「黒本」と言う人が多いが、厳密には別物である。
- 河合塾系列の河合出版から毎年6月頃から発売される。
- 価格は赤本と同じで税抜き880円。
- 赤本との大きな違いは①収録数②解説の詳しさ③追試の収録数である。
- 赤本同様、判型が小さく分厚いので、極めてコピーしにくい。
- 以前は、『マーク式総合問題集』の巻末に、近時の過去問がオマケ程度に付いていただけだったが、
ほぼ独占市場だった赤本に対抗して、独立して出版されるようになった。 - かつては、分野別の『大学入試センター試験分野別問題集』もあった(2000?〜2005年)。
- ただし、表紙は黒ではなく青だった。
- 当時、旺文社が出していた分野別の過去問集(黄色)に対抗して出版された。
- 後述する解説の質や収録量の関係で黒本を利用する駿台生も多い。
構成
- 問題編と解答・解説編の別冊。