夏からの無機化学 のバックアップ(No.3)
設置校舎
全校舎。
概要
無機化学の攻略 - 2015年度
夏に極める無機化学 2016 - 2017年度
夏からの無機化学 2018 - 年度
- 無機化学の基本事項を解説する講座。
- ターゲット層がかなり低めに設定されている。初学者向け。
特徴
- 2018年度より、『夏からの有機化学』と統一するためか『夏からの無機化学』に名称変更された。
- 無機化学の理解を深めたい人、理論的に勉強して暗記の負担を減らしたい人、無機化学全体を俯瞰したい人などは『化学特講II(無機化学)』『無機化学(映像)』が良い。
テキスト
- 監修は西村能一先生。
- 2016年度より『無機化学の攻略』からテキストを全面改訂して、名称も『夏に極める無機化学』に変更。
- テキスト作成者も星本悦司先生だったが、2016年度より関東作成のかなりコンパクトなテキストとなっている。
- 付録の100題程度の補充問題集はなくなっている。駿台のテキストにはあまりない、暗記に力点を置いたテキストになった。
- テキストの質も下がっている。溶解度積が参考になるほどである。問題数もかなり減っており、解説も簡素で不親切。
- 2016年度の『化学特講II(無機化学)』の改訂内容からもわかるようにレベルによる区別化が図られたと言えるだろう。
- 山下幸久先生、嶋田竜人先生らがボロクソに批判しまくっている。
- 山下幸久先生によると元素別各論の講義をするためにはその性質上電気分解の講義をしなければならないが、このテキストでは参考として掲載されているだけで講義では扱わないことが問題らしい。
「作成者の頭に大きな虫が湧いている」とまでおっしゃった。(笑) - だいたいの先生も問題選定を批判しており、テキストの質を嘆いている先生も結構いる。
- 山下幸久先生によると元素別各論の講義をするためにはその性質上電気分解の講義をしなければならないが、このテキストでは参考として掲載されているだけで講義では扱わないことが問題らしい。
授業
担当講師
- 師は独特な進行で演習問題は順番通り扱わないため、「予習はして来なくて良いから、しっかり聞いてその場で理解して欲しい。」的なことを言われる。プリントに答えを印刷して軽くしか触れない問題もあるが、分からなかったら質問に行けば良い。
- 苦手な人でも分かるように駿台らしい化学の授業をしてくれるのでオススメ。
- 『化学特講III(有機化学)』と同様にテキストでは演習問題のみを扱い、内容の説明は全てプリント(4枚程度/日)で行う。初日は10分、2日目以降は25分程度の延長がある。暗記量を減らすことを目標に、電子の動きをフル活用した、ハイクオリティーな授業を展開する。ただ、他の講師に比べては求められる学力は高い。一度無機化学の概観を勉強した生徒には得られるものが多いが、知識を再確認することは少なめなので、現役生にはやや厳しい。
- 「おかがくのーと」という師のオリジナルプリントがもらえる。
- 理論分野と絡めながら基本的なことから説明してもらえ、応用が利くようにもっていってくださるので、苦手な人はもちろん、中級者にもオススメの講師。
- もちろん、延長はしっかりする。(午前中の講座なら30分程延長する。)
- 演習問題は扱わず、師の手書きプリントで済まされる。
- 反応別各論と言うよりは元素別各論をメインで進める。
- 師お得意の身近なものとのリンクが十分発揮される講座である。