塚原哲也 のバックアップ(No.1)


塚原哲也

塚原哲也(つかはらてつや)は駿台予備学校日本史科講師。お茶の水校、京都校京都南校広島校に出講する。駿台関西日本史科主任。

  • 経歴
  • 授業
    • 板書/プリント
    • 質問
  • 担当授業
    • 通期
    • オンデマンドサテネット講座
    • 春期講習
    • 夏期講習
    • 冬期講習
    • 直前Ⅱ期
    • その他(各種イベント類)
  • 人物
  • テキスト/模試作成
  • 語録
  • 著作
    • 学習参考書
    • 一般書
    • 論文

経歴 Edit

  • 1963年、兵庫県生まれ。
  • 兵庫県立龍野高等学校卒業。
  • 早稲田大学第一文学部卒業。
  • 立教大学大学院文学研究科博士前期課程修了。

授業 Edit

  • 教科書の配列順ではなく世紀毎(近現代は10年毎)に政治、社会経済、外交と分け、合理的に説明しながら展開される授業は素晴らしくハイクオリティー。
    • 文化史も政治、経済、外交に結び付けて文化の流れを話すので覚えやすい。
  • 論述問題を数パターンの「問いの型」に大別していて、型ごとにどう頭を働かせるかを教えてくれる。
    • 「問いの型」を明示し、それを意識しながら知識を蓄え、論述問題を解いていくよう指導している。*1
    • 方法論は河合出版の日本史の論述問題集『“考える”日本史論述』と似たもので、方法論自体はオーソドックスなものである。
  • 日本史選択なら、例え理系でも(センター対策などで)一度は師の授業を受けてみるべき。
  • 教科書をとても重視している。教科書をしっかり読むよう強調する。
    • しかし、教科書の記述の仕方や配列にはやや不満がある模様。最も、これと同じようなことは福井紳一先生をはじめとした関東日本史科の講師陣も述べており、師に限った話ではないのだろうが。
  • 寝ている生徒には昔は厳しかったご様子。
    • 師に限らず、授業中の居眠りは、講師に大変失礼なので眠い場合は眠気対策をしておくこと。
    • しかし、普段の質問対応などは、とても丁寧で優しい。誤解なきよう。
    • とはいえ、「最近は怒らなくなった」とも仰っていた。年の関係もあるのだろうか?
      • そもそもあれ程濃密な授業において寝るのは中々のバカチャレンジャーである。
  • 復習する時や試験を解く時は頭の中で授業内容を再現できるようにして欲しい、とのこと。
  • 講習では通常講座が【HG】化することや通期の授業が補講になることもある。
  • 授業は必ずチャイムが鳴るのと同時に開始する。
    • 前の授業で延長しても、始まりのチャイムが鳴る2、3分前には講師室から上がって来て教室前の廊下で待機なさる、熱意溢れる先生。
  • ネタはあまり話さないが、話す時はたいてい面白い。
    • 他の講師(主に現代文科中野芳樹先生や英語科竹岡広信先生)をネタにすることもあるが、それは仲の良さの裏返しだろう。
    • たまに竹岡広信先生のことを「この前講師室で一緒だった竹岡が〜」と仰ることもある。師と竹岡広信先生とは同期なのだろうか?
    • 例え話は予備校事情ネタや浪人ネタが多い。
      • 生徒の受けは中々良い。
  • 自身のサイト「つかはらの日本史工房&;」も絶賛運営中。
    • 「論述のトピック」等色々参考に出来るものがあるので一度覗いてみると良いだろう。
  • 政治思想はどちらかといえば左寄りか。授業では歴史観を高校教科書の歴史観に合わせる。
    • 政治的に寄った発言は授業ではしない。
      • というか、そうした発言を授業で行うのをあまり好んでおられないようである。
      • 故に、福井紳一先生をはじめとした関東の方針には思う所があるよう。
    • ↑学生運動世代の講師ならともかく、以降の世代の講師にガチに左翼な人はほとんどおらず、受験生による左翼認定というのは思想史を踏まえた上のものではなく、「現政権や政策に批判的だから左翼」程度のものが多いので、当wikiやネット上の情報を読む際には注意した方が良い。

板書/プリント Edit

  • 論述で使う表現を意識して板書される。
    • 字は丸字で余り綺麗ではないが、読めなくは無い。
    • そのノートはそのまま参考書になると言っても過言ではない。
  • また、大事なことを口頭で済ますこともあるので注意。わざわざ板書してなくても大事だと思ったことはメモをする癖を付けよう(もっともこれは師だけに限った話ではないのだが)。
  • ノートは世紀毎に政治、社会経済、外交とそれぞれ1ページ割いて使うようにおっしゃるが、実は師はB5ノートではなくA4ノートで予習して来ているので、B5ノートでは勿論1ページに収まらない。
    • もっとも師もこのことは理解しており、A4ノートを使うように勧めたいと考えているが、生徒がみんな初回でB5ノートを用意して来ていることを考えると、無駄にさせたくないために結局言い出せずにいる。
    • B5ノートでは横幅的にも厳しいのでやはりA4の方が良いと思われる。

質問 Edit

  • 質問対応は非常に良く、こちらが求めている情報を凌駕することまでも教えてくださる。
    • 一度質問してみると良い。教科書レベルで関連する事柄少し深めてを結び付けてくれる。スゴイの一言である。
    • 添削も快く引き受けてもらえるが、中々厳しく添削なさるので心して取り掛かるべし。必ず教科書等を参照して書こう。

担当授業 Edit

  • 衛星放送講座時代からサテネットのセンター試験対策講座を担当している。
  • 2006〜2010年度はお茶の水校で特設単科講座日本史論述演習」(2011年度は特設単科「鍛える!日本史論述 分析力&構成力の鍛錬」に改称)を担当(野島博之先生の後任)。
  • 2013年度までは鈴木和裕先生と共にLSクラスを担当していた。
  • 2006年度よりお茶の水校に出講。
  • 2018年度より広島校での『高3日本史総合』が高3スーパー日本史(論述対応)に変更された。

通期 Edit

2018年度

《出講表》

曜日校舎
月曜日
火曜日お茶の水校
水曜日京都校
木曜日京都南校
金曜日広島校
土曜日京都南校

《担当授業》

京大日本史論述演習毎回全員の答案を集めて添削してくださる。

オンデマンドサテネット講座 Edit

2018年度

  • 日本史センター試験対策
    • 「衛星放送講座」時代から担当。

春期講習 Edit

2018年度

夏期講習 Edit

2018年度

期間1限2限3限
B期間京大日本史(京都校)日本史論述(京都校)
C期間京大日本史(神戸校)総合日本史I(古代~近世)(大阪校)
D期間日本史論述(広島校)総合日本史I(古代~近世)(広島校)
E期間日本史論述(お茶の水校)京大日本史(お茶の水校)
F期間日本史論述(神戸校)総合日本史I(古代~近世)(神戸校)
G期間京大日本史(京都南校)
H期間日本史論述(京都南校)総合日本史I(古代~近世)(京都南校)

冬期講習 Edit

2019年度

期間1限2限3限
A期間最終チェック!日本文化史頻出問題演習(広島校)日本史論述(広島校)
B期間
C期間日本文化史近世近代(お茶の水校)日本史論述(お茶の水校)
D期間20点UPの日本史(神戸校)日本史論述(神戸校)
E期間冬のセンター日本史B・文化史(京都校/前半)/冬のセンター日本史B・文化史(京都南校/後半)20点UPに日本史(大阪校)
F期間日本史論述(京都南校)20点UPの日本史(京都南校)

直前Ⅰ期 Edit

#fold{{{2018年度//-≪講座名≫-日本史FA-正誤問題攻略-(広島校)-CP日本史B(広島校)

直前Ⅱ期 Edit

2018年度

その他(各種イベント類) Edit

2018年度

  • 京大突破レクチャー(京都校、お茶の水校)

人物 Edit

  • 日本史のスペシャリスト。論述の神。GODである。日本史界でその名を知らない人はいないだろう。
  • 他の講師からの呼ばれ方は「塚原さん」、「塚原先生」、「日本史の御大」。
    • 林秀範先生からは「つかぼん」バカボンかよ
      • 関東世界史科の渡辺幹雄&;先生も同じく「つかぼん」とお呼びになっている。呼び方を統一する会議でもやっているのだろうか。
  • 河合塾から師の講習を受けるために駿台にやって来る人もいる。
  • 杣田善雄先生退職後、跡を継ぎ関西日本史科の主任に。
  • 東進ハイスクールに移籍した野島博之&;先生の後任として、お茶の水校にも本格的に出講するようになった。
    • 野島博之先生移籍以前から、サテネット(当時は衛星放送講座)のセンター試験対策講座は担当していた。
    • お茶の水校ではもぐりが出るほどの人気。
      • スーパー東大コース(上位クラスのLA)と、スーパー京大文系の2クラスのみの担当なので尚更出やすいといえば出やすい。
      • 隣の席を見ると知らない人が座っていた、なんていうこともザラにあるらしい。
      • ちなみにもぐりについては、「僕はもぐりに関しては何も言いませんね。金払え、とは言います!(指でお金のマークを作りながら)」と仰っている。
    • 野島博之先生の後任として、論述対策の特設単科講座 (https://twitter.com/tsukatetsu/status/1152570645181415428?s=21)&;も担当していた。
  • 日本史科講師としてはトップの人気を誇り、関東と関西で数多の生徒を教えているが、生徒の顔覚えはとても良いらしい。
    • 授業などであまりそうしたことは話題にされないが、クラス担任との会話では「今日あの子居なかったよね」、「今日n人いないね」とおっしゃるらしい。すごい。
      • 場合によっては名前まで覚えてくれる事も。
  • 大学の教授とも交友関係があり、知識量はとても多い。学者としても十分通用するレベルであると思われる。
    • たまに一緒に飲みに行ったりもしなさるらしい。流石である。
  • 他の地歴科講師の例に漏れず、世界史にも知識が長ける。たまに世界史選択でも知らない人物名を出して説明されることもあるが、これまた極めてわかりやすい。
    • もちろん、「こんなもん日本史なんかじゃ出ませんけど〜」ということは仰るが。
  • 『東大の日本史27ヵ年』を始め多くの著名な参考書を製作してきた。
  • 鈴木和裕先生から「大先生」と慕われている一方で、「声が大きいが意外に板書の字が可愛い」、「『東大の日本史25ヵ年』の解答は受験生には難し過ぎる」と評されている。
  • よく「山川出版の『詳説日本史』は×××と書いてますが、他の教科書は~と書いてます。」と説明なさることから、おそらく有名所の教科書は内容を全て暗記してらっしゃるのではないかと思われる。
  • 伊藤和修先生曰く、「『京都検定』を日本史の知識をフル活用して片っ端から解いていった」らしい。
    • 「このお寺は○○でね〜だからバツやねぇ」などと言いながら選択肢を捌いていったらしい。しかし、日本史が全くわからない伊藤和修先生には全く理解不能であったという。
  • 合間合間によく指を振る。しかし何も起こらない。
  • たまに言うことを忘れることがあるのだが、受験には関係のない事柄であることが殆どなので心配は要らない。
    • 「えー、、、何て言うのか今ちょっと忘れちゃったんですがw」
    • と言いつつ、たまに「あぁ、そうだ」と言って思い出すこともある。
  • 2013年の京大本番の論述問題(明治の教育史の問題)を的中した。
    • 師は結構前からこの分野を推しており、通期の『京大日本史論述演習』では勿論、直前の『京大プレ日本史』でも扱っていた。
    • 大学教授の専門分野を考え、問題作成に関わりそうな教授を根拠付きで予想するので単なる勘ではない。
    • 「今年でやっと明治の教育出ました。そりゃ毎年出る出る言ってたらいつか出ますが(笑)」
  • 息子は洛星高校の弓道部だったが、現役で京大経済学部(何と理系から)に入学したという強者。
  • 関東日本史科の主任である福井紳一先生に関しては授業方針や解答などについて遠回しに批判している。
    • 主に、講義中に政治的主張を挟む所にやや思う所があるご様子。本当に遠回しな言い方ではあるのだが。
    • 安倍政権などを話題に出すこともあるが、福井紳一先生の様なガチガチの批判ではなく、大抵は少しネタにする程度で終わる。やはり、講義中の政治的主張には何か違和感を感じてらっしゃるのだろう。
    • 福井紳一先生執筆の東大の青本の解答に関しても批判的。
    • ただ、両者とも思想的にかなり左という点は一致している。
  • その確執ゆえか、駿台講師にも関わらず青本と競合する赤本(『東大の日本史25ヵ年』)を執筆している。
    • 関東日本史科でもこの『東大の日本史25ヵ年』の方を推薦する講師は多い。
    • TAでは『東大の日本史25ヵ年』を持っていけば添削して頂ける。
      • その著者が添削する、というだけあって駿台生のみが味わえる中々貴重な機会である。積極的に利用しよう。
  • Twitterをしておられる。割と高い頻度で更新しておられる。
    • 政治的(たいていは左寄り)のツイートやリツイートもあるが、勉強法などの学習面に言及した投稿してくれることが多い。

テキスト/模試作成 Edit

  • 京大の青本
  • 突破レクチャー

語録 Edit

  • 「はい、」(話の合間合間に)
  • 「復習する時はノート見ながら、授業内容を頭の中で再現できるようにしてください。」
  • 「試験会場では、頭の中に講師の先生を住まわせといてください。ココらへんに中野先生がいたりココらへんに竹岡先生がいたりするかどうかわかりませんが、問題を解く時に頭の中で授業を思い出してくださいね。」
  • 「浪人ナメてんのか!」(寝ている生徒を見かけたと時によくこのように叱責されていたよう。師に失礼がないように受講されたし。)
  • 「何でってねえ?」
  • 「へーって感じで聞き流してくれて結構です。」
  • 「センター二次ってところを考えると、どーでも良いーですが」
  • 「ん?あっ、○○じゃねぇや。ごめんなさい。」(板書ミスを見つけた時)
  • 「まーやってることとしたら自分さえ儲かれば良い、みたいなそんな感じですね。自分だけ儲かる。それで良いですねぇ!」

著作 Edit

学習参考書 Edit

  • 『京大入試詳解(17カ年)』(駿台文庫)
  • 『東大の日本史27カ年 [第6版](難関校過去問シリーズ)』(教学社、2018/02/22)https://www.amazon.co.jp/dp/4325223312/ref=cm_sw_r_cp_apa_hx68BbWQHY1YD&;
    • 青本の解答(福井紳一先生作成)よりも良いという声が関東駿台から挙がっているほどの名著。
  • 『入試対策演習 ACCESS 日本史の論点(駿台受験シリーズ)』(駿台文庫、2015/05/13)https://www.amazon.co.jp/dp/4796118276/ref=cm_sw_r_cp_apa_jt68BbVXAAK23&;
  • 『体系日本史(体系シリーズ)』(教学社、2015/12/11)https://www.amazon.co.jp/dp/4325205985/ref=cm_sw_r_cp_apa_sw68BbAGAN8N4&;
    • 資料問題と論述問題を体系的に収録した問題集。知識の獲得→資料からのアプローチの2段階構成。
    • 帯に師の写真が写っているものもあったりする、写真を見る限りは最近お撮りになったものだと思われる。なぜかドヤ顔風である。
  • 『読んで深める日本史実力強化書』(駿台文庫、2018/05/01)https://www.amazon.co.jp/dp/4796118292/ref=cm_sw_r_cp_apa_zu68BbVZTFS48&;
    • 師の教える指導内容をまとめた教科書。師の講座を受けるなら持っておいて損はない。
    • 至る所から高評価連発の良書。
    • 師の講義を紙面でそのまま再現したかのような構成、記述である。非常にわかりやすく、論述にももってこい。
    • 『日本史実力強化書』(駿台文庫)の弱点は、史料や文化関連の写真のない点だよな。後者はともかく、前者はページ数を抑えることを一つの目的としてカットしたんだけど(原稿が間に合いそうになかったのもあるw)、駿台文庫の『日本史史料問題集』で補ってくれると嬉しい。(ご本人Twitterより)
  • 日本史の論点ー論述力を鍛えるトピック60(駿台受験シリーズ)』(駿台文庫、2018/04/01)https://www.amazon.co.jp/dp/4796118284/ref=cm_sw_r_cp_apa_Mv68BbC7VY9KH&;
    • 日本史の論述問題でよく問われるポイントを課題として取り上げている問題集。
    • 元々は『入試対策演習ACCESS日本史の論点』として学校専売品だったが、多数の要望を受けて、遂に市販された。なお、学校専売品のものは市販のものよりもサイズが大きい。内容も少し変わっていたりする(資料の追加など)が、あまり気にしなくて良い。
  • 『「カゲロウデイズ」で日本文化史が面白いほどわかる本 』(監修 中経出版/KADOKAWA、2015/07/13)https://www.amazon.co.jp/dp/4046010266/ref=cm_sw_r_cp_apa_jy68BbASA7NA1&;
    • いわゆる「カゲロウプロジェクト」シリーズとのコラボ。初心者向け導入書にオススメ。カゲプロを知らなくても読める。
    • なお、塚原先生本人は監修担当なのにカゲロウデイズが何なのかあまりわかっていない模様
      • 出版担当からの説明が無かったのだろうか。
  • 『大学入試 マンガで日本史が面白いほどわかる本』(監修 中経出版/KADOKAWA、2014/03/25)https://www.amazon.co.jp/dp/4046002212/ref=cm_sw_r_cp_apa_nz68Bb6MT71XN&;
    • これも導入としてはオススメ。

一般書 Edit

論文 Edit

  • 由井正臣・岡本公一・塚原哲也(1987)「「新編日本史」近代の問題点--天皇と民衆・対外的独立とアジアをめぐって (「新編日本史」を軌る<特集>)」, 『歴史評論』 (444), pp.30-38,11, 1987-04, 校倉書房.
  • 塚原哲也・Nagayama Kiyoko(2015)「東大・慶應の入試日本史から「考える力」を身につける : 知識を作法とともに学ぶ (思考力の原点に戻る)」, Think!編集部 編集『Think!』2015 Autumn (55), pp.82-91, 2015, 東洋経済新報社.
    • 電子書籍で購入可能。